学校と企業の違い

学校でまだ大目に見てあげるかもしれないけど、社会に出たら通用しないんだぞ。

みたいな、よくある話だろう。

一見生徒の心配をしてくれるかのように見えるが、実は違う。

「社会」というのも不適切だが、まず「社会」の二文字を「企業」に置き換えてみよう。

ここで何が問題かというと、学校と企業におけるその生徒の立場が全く違うのだ。

世の中学費を徴収して教職員に給料を支払っている一般的な学校はあくまで説教・指導・講義している人の利益のために存在しているに過ぎない。いわば自分の給料=利益を生徒のことよりまず考えるのが極人間として普通のことだ。もちろんそうではない人も僅かいるだろうが、極論はしないようにしよう。

しかし、その生徒が企業に雇用され働く立場になると、その「働く」は自分の利益になり、それに、労働契約の履行。

そう、学校で生徒の努力は先生の利益に直結しているのはほとんどだが、必ずしも生徒自分自身の利益に直結するには限らない。もしかしたら全く無関係の場合もあるだろう。(それが今の社会システム上の問題であるが、ここで置いておこう)

自分の利益にならないことにいくら一生懸命頑張っても意味がないことを認識したら、その生徒はもしかしたら最初のように説教される目に遭う。

そもそも、生徒に対して、学校でのことは社会に通用しないのはごく当たり前である。なぜ通用しなければならないのか理解に苦しむ。

もちろん、教職員は自分の利益のために行動することに責めるつもりは全くない。立派で当たり前のことだから。ただ、自分の利益を第一に行動しているのに、相手の利益を第一にしているふりはやめていただきたい。それだけ気持ち悪いから。

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