例え空気を吸わないと自分が死ぬことを知らなかったら、空気の存在は大切でないと思ってしまうかもしれません。
18 年も住んでいた家から出て日本に来る前に、自分は一人上手な人間だと思っていました。よく一人で本を読んだり、空を眺めて考え事をしたりする自分にとって、別に友達関係、家族関係を拒否する意味は全くないが、そのような人間関係がなくても、平気だと思っていました。
しかし、それはただの勘違いでした。確かに、一人の時間は好きです。ですが、それは友達関係、家族関係のような人間関係は既に空気のように私の周りに存在していたからだけです。空気はたぶん取り尽くせないが、なくなったら大変なことになります。
意識しなかった身の回りのこと、それはかけがえのない大切な存在かもしれません。