現代社会では、三権分立もしくは似たような構造が現段階最も成功している、とおそらく言えます。
その統治構造、もしかして、我々一人一人の中にも存在し得るのではないでしょうか。
行政(立法府の承認した範囲内に行動する)→ 個人能力(欲望を叶える)
司法(無効な法律を作らせない/間違った行政を止める) → 原理原則(欲望に理性を/行動に制約を)
立法(何を目指し、何をどうすればいいのかを考える) → 欲望(根本的な駆動力)
そして、日本国憲法第十二条
この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
のように、自分の中の三権分立も「不断の努力によつて、これを保持しなければならない」のが考えられると思います。その不断の努力とは何かというと、生活への情熱(エネルギー)ではないかと思います。
エントロピー増大則のように、物事は放っておくと、乱雑・無秩序・複雑な方向に向かい、自発的に元に戻らないことから、物事を放っておくことをせず、その構造をきちんと維持・発展・進化させるには、エネルギーが必要です。